Chris Ardoin
クリス・アルドワン



Gon' Be Jus' Fine
Chris Ardoin & Double Clutchin'
Rounder 2127
1997
  1. Lake Charles Connection
  2. Beauty in Your Eyes
  3. When I'm Dead and Gone
  4. Cowboy
  5. Ardoin Two Step
  6. Gon' Be Jus' Fine (Double Clutchin' Theme)
  7. I Believe in You
  8. We Are the Boys
  9. I Don't Want What I Can't Keep
  10. Dimanche Apres Midi (Sunday Morning)
  11. Angel
  12. Back Door Man
  13. When the Morning Comes
  14. We Are the Boys [Special Bad Boys Dance Mix]

 下に挙げる「Life」と同じぐらい(もしくはこっちの方が)好きなアルバム。 6曲目タイトル曲「Gon' Be Jus' Fine」スカスカでちょっと気だるい緊張感の中、 ダウンストローク・ギターカッティングにアコーディオンのフレーズが絡んでくる瞬間が鳥肌ポイント。 8曲目「We Are the Boys」のような、1ローアコーディオンの制限された音階を逆手に取って 不思議なコード感を出しているのが面白い。楽器をやってる人だけに(すみません)判り易く説明すると、 例えばアコーディオンがド・ミ・ソのCしか出せないところにベース、 ギターはFのファ・ラ・ドを奏でると全体的にF9thの響きが得られるというような仕掛け。 この作風はこれ以降の作品にもよく見られるとても重要な個性。

 またこの頃は兄ちゃんのSean Ardoin(ショーン・アルドワン)がドラムとヴォーカルを半分ぐらい 受け持っていた。この兄弟バランスは心地良い。

 5曲目の「Ardoin Two Step」今までこの曲名はChrisのひい爺さんの名前"Amede"が使われ「Amede Two Step」 とされてたんだけどここでは"Ardoin"に替えてクレジットされている。




LIFE
Chris Ardoin & Double Clutchin'
J&S Records
2002
  1. All I See Is Pain
  2. Call Me
  3. 11 : 24
  4. Thinking Bout Leavin'
  5. I Got It
  6. Pass Me By
  7. Commitment
  8. Messed Up
  9. Your Body
  10. Im The One
  11. La Robe Barree
  12. I Like That Feeling
  13. Parkin' Lot Pimpin'

 「ヌーボー・ザディコ」という言葉を決定的に理解させてくれるアルバム。 近年の若年層ザディコを称して使われてた言葉だったけどこれで明確化されました。
バンド・アレンジ(歌のメロディ、コーラスワーク、ベースライン等々)がかなり良く出来てる。 もちろんアコーディオンも伝統的且つ新しい超人的な上手さなんですが、 バンド・アレンジのレベルも高い為、いい意味であまり目立ってない。 尚、このアルバムは兄貴は脱退した後に製作された。

 もしかすると今までのザディコの触感とかなり違うので、それが逆にとっつきにくい人も居るでしょう。

※グチ
2003年に来日しましたが、国内の評価は一部を除いてさっぱりです。 メディアにも一部を除いて(ひつこい?)まったく取り上げられませんでした。 挙句の果て、来日公演を見た人から「何処で CD 売ってるんですか?」と聞かれる始末。 おいおい、どうなってんだ?


公式サイト
CHRIS ARDOIN & DOUBLE CLUTCHIN'