Dewey Balfa Cajun & Creole Heritage Day
(Chicot State Park 2003/11/8)


11月8日(土)

 朝、早めに起きる。 ご飯食べて、お風呂浴びて、9時半頃出発。 曇ってて寒いけど、雨は降りそうな感じではない。

 昨夜は暗くて見えなかった Chicot State Park の行き道も、かなり奇麗。 道の両側が畑から、だんだんと森になってきて、そのなかに湿地が点在している。 今日は公園の入場は無料。

 Heritage Day 会場に行く前に、手前で左折して、ボート乗り場に行ってみる。 湖も大きそうというか、全体が見渡せないけど、かなり綺麗。

 Heritage Day への入場はこの日も5ドル(これは安いよ)。 何処に車を停めようか探してると、ちょうど車でやって来た Marce Lacouture と会う。 ちょこっと挨拶。 結局また、メインのテントに近い所に停める。

 セッション・テントは10時から始まってるはずなので、見に行こうかとすると、Marce に「何処行くの?」と声をかけられる。 David Greely もいて、挨拶。 セッション・テントは昨日 Larry Miller さんが紹介してくれた Jason Frey だった。 あまり人はいなかったけど。

Jason Frey

 そこでしばらく見て、一番先の Louisiana Pavillion から音が聞こえてきたので行ってみると、Ville Platte Playboys というのが時間より早めに始めていた。 全くのオールドタイマーですな。 Cheryl さんのダンナさんでギタリストの Blake Castille に会う。 彼、昨夜は Lafayette の Bluemoon で Lucky Playboys で出演だったのだけど。 「昨日はこっち来てたから、見にいけなくてごめんね」 そこで、クレオールのライター件DJ の Herman Fusiller 氏にも会う。

 11時から予定の Roots Tent における David Greely & Sam Broussard の Songwriting Workshop が予定時間になっても誰も居てない。 セッションをまた見に行ったりしてると、Sam & David がようやく来て用意してたので、行って座る。 人がまばらに来だした。 結局2人は演奏しながら、合間に喋った。 話の内容は、彼らが書いた、Mamou Playboys で演奏している曲に関するエピソードとか、もう知ってる事が多かったけど、再確認の為には良かったか? 個人的に、フランス語だけをネイティヴにする人が殆どいなくなってしまったこの南西ルイジアナで、フランス語に 拘ってケイジャン音楽を演る意味など、聞いてみたかったんだけど、David が次の出番があるので、終わってしまって聞けず。 っつうか、あんまりこういうので質問する人いてないんだよなあ・・・・
David Greely & Sam Broussard

 セッション・テントを行ったり来たりしながら、12時15分からの Veillee を待つ。 Louisiana Pavillion は会場の一番端っこにあるんだけど、そこから先に道路が延びていて、湖がちょっと見えた。 まだ少し時間があるので行ってみると、これが大正解。 緩やかな坂を下りて、桟橋に行くと、ボート乗り場よりずーーーーっと奇麗。 サイプレス・スワンプそのもので、スパニッシュ・モスの垂れ下がったサイプレスと、水の中の花々が美しい。 桟橋で人々が釣りをしている。 桟橋の先にいる2人の黒人さん、昨日の夜、テントの脇で話してた、釣り好きのおじさんぢゃあないか。 昨夜は「明日は料理を任されてる」と言ってたのに、釣りしてるの?
「あれ?まだ料理しないんですか?」
おぢさん「ああ、1時からや」

 そろそろ時間になってきたので、パヴィリオンに向かう。 途中でじろうさんに電話して、やっと話す。 Ville Platt 自体、携帯の電波が不安定で、連絡しそびれていたのだ。 4時からの Bois Sec Ardoin にはなるべく行きます、との事。

 Veillee(ヴェイエー) は Marce Lacouture、David Greely、Christi Guillory、Jean Jacques Aucoin による、ア・カペラのグループ。 ケイジャンはもともと、こういう形でも演奏というか、歌われていたのだ。 メンバーがお客さんに、前に来て座るように勧めていたので、床に座って見る。

Veillee

 Marce は、彼女のソロからも何曲か歌った。 David と Marce が歌の後、英語で内容を説明したりしてくれる。 実はこの日は選曲がも一つ好みでなかったし、4人の掛け合いが少なかった(リハ不足か?)のが残念だ ったけど、とても親密な設定で見られたのは良かった。 こういうのも、この Heritage Day ならでは。

 Veillee が終わって、速攻で既に始まっている Roots Tent のワークショップ、Zydeco & Cajun Accordion Styles - Jeffery Broussard & Steve Riley を見に。 結構盛り上がっている。 Jeffery は 9ボタンの Bon Cajun を使ってた。 彼、ケイジャン・アコでもサムストラップ使わないんだねえ。 右手親指まで使ってバババーと弾いたのには笑った。

Steve Riley - Jeffery Broussard

 Steve Riley のコメントで面白かったのは、彼は Marc Savoy といとこ関係で、アコも教えてもらうことがあったらしいんだけど。
「Marc はね、はじめは単音で弾いて見せてくれるんやけど、そのあと急に(普段の)難しい弾き方して、これ解 れーってな感じで、すごくフラストレーション溜まった」
わはははは、Marc Savoy の教則ヴィデオそのものではないかー。 そうか、混乱したのは私たちだけではなかったのか。 しかし Marc Savoy は頑固やなあ。 ケイジャン界の星一徹と呼んでやろう。 ちゃぶ台ひっくり返して、Ann Savoy が困ってそうだ。(Ann は娘でなく、奥さんやけど)

 ワークショップを見に来ていた Leon Chavis が「僕が Jeffery に教えてもらった時、実際に演って見せてくれるんやけど、そんなん難しい、解らんと言うと、『難しいと思うから難しいんや、簡単やと思え』って言われた」 という話を横から挟む。 ははは・・・そう簡単に行ったら、誰も苦労せんわい。 しかし Jeffery も頑固そうやけど、こっちは吉本の往年のスター(?)カバのおっさん(原哲男)に似ているの で、何故か笑える。 Zydeco Force の下らないギャグや、バンドの乗りも、吉本系だと思う。 そう言えば、じろうさんが Keith Frank は梅宮辰夫に似てる、って言わはって、納得して大笑いした事あったなあ・・・・ いかん、レポートからそれてきた、軌道修正。

 そのあと Sam Broussard のセッションに行くが、その前の Peter Schwartz が長引いてた。 このセッション・テントは坂の下にあるんで、毎回走って降りては、走って登っていた。

Sam - Courtney - Peter

 ここでメインのテントの Hadley Castille さんを見に。 彼はもう良い年だと思うのだけど、フィドルも歌も勢いがあって、元気の良いステージをやってくれます。 息子の Blake さんもギター弾いてます。 で、一昔前に Wayne Toups のところに居て、Wayne と共に曲も書いていたキーボードの Rick Lagneaux がメンバーに入っているのも、やっと見られた。 彼は Wayne Toups で見て以来なんで、どんだけたってるか。 白髪になってたくらいで、それほど違いはないような・・・ Hadley さんは相変わらず飛ばしてた。

フィドル:Hadley Castille

 旦那さんとそのお父さんが演奏するメイン・テントの脇で、今日も売り子さんをしている Cheryl さんにも挨拶しに行くと、Patsy Report の Patsy さんがいたので、少し話す。

 Hadley さんのステージが楽しかったので、見ていたかったけど、セッションの方も気になるので、そちらへ戻る。 Steve Riley のセッション時間になると、さすがに人が来だした。 セッションも盛り上がって、沢山の人がそれぞれの楽器を弾いて、テントの周りも人が囲む。 私も一曲、T-Fer(トライアングル)で参加してみたけど、やはりかなり難しい。 2曲目のワルツでリズム崩して、セッションしていたお姉さんに指摘される。(普通、しゃないなーって感じで無視 されるので、こういうのは有難い)

 Steve Riley の次、3時からのセッションは Jeffery Broussard だけど、そばに見覚えのある顔が・・・ Houston からの若いフィドラー、Cedric Watosn に違いない、と声をかけると、そうだった。 9月の時は、シャツと帽子で、ちょっとしゃれた感じだったので、今日は見違えた。(なかなか男前である事に変わりはないが) これは良いジャムになりそうだ。 Jeffery もフィドルが入っているせいか、クレオールのオールドスタイルで演っている。

 しかしこの時間、どピンクのアコを弾く Lil Pop Ledet とまるっきり重なってる。 彼をバンドで見た事がないので、セッションに後ろ髪を引かれつつ、Pavillion へ。 行ってみると、これがなかなか良い。 若い子特有の、勢いのある音。

Lil "Pop" Ledet

 オリジナルらしきのは演ってなかったし、ステージ運びとかは、まだ硬いところがあるけどね。 行った時は3ローを弾いてたんだけど、ピンクのアコもそのあと弾いてくれて、良かった。 ピアノ・アコは置いてあったけど、弾くのは見られず。 Dirk Powell が途中でギターで入ってた。

Lil "Pop" Ledet

 Lil Pop を見に来ていた Patsy さんが、今日は Hamiton's で Step Rideau やけど、行く?と言うので、他にも何かあるかきいたら、Richard's も Slim's も今日はザディコのライヴはないらしい。 Hamilton's かぁ、行きたいけどここからは地の果てですがな〜。

 知らない人に誘われて踊って、またまた駆け足で Jeffery Broussard のセッションに戻る。 Leon Chavis 君もケイジャン・アコで参加してたけど、彼はそれ程弾いてなかった。

 時計を見ると4時。 Roots Tent で、The Ardoin Family featuring Bois Sec、Lawrence、Morris & Dexter という顔ぶれが始まってるので、急ぐ。 途中、どっかで見たおじさんが Kevin Wimmer と歩いてるなあ、と思ったら、Keith Frank の親父さん、 Preston やんか。 あー、そっちのレクチャーも見たいけど、やはり Ardoin ファミリーのアコーディオン・ファンとしては、こっちを見逃してはならぬ。

 行ったらすでにもう、皆さん勢ぞろいで、Bois Sec 氏もお元気そう。 Lawrence が「おう」と挨拶してくれた。

写真左の左からLawrence Ardoin - Bois Sec Ardoin - Morris Ardoin - Dexter Ardoin
写真右の左からLawrence Ardoin - Bois Sec Ardoin

Ardoin ファミリーは多くてややっこしいので、簡単な家系図を。

Bois Sec(祖父)
Morris (父) ←(14人兄弟姉妹)→ Lawerence(父)
Dextar(息子)Sean、Chris(息子)

 Bois Sec じいちゃんは、はっきり言うて、往年のパワーも、指使いもない。 けど、88歳で、歴史を作ってきて、存在するのが凄いというか、その上に自分の作り出したファミリーに囲まれる と、なんともいえない雰囲気がある。 なんと14人も子供がいる(というか作った)そうで、Lawrence は7番目とか。 一番下の息子も後ろでラブボードやってた。 じろうさんが、やっとやって来られた。 Bois Sec 初体験だそうなので、間に合ってよかったー。

 アンプなしなんで、Dextar の3オクターブ弾きはそれほど目だってなかったけど、やっぱり力あるよな。 (Festivals Acadiens 21日参照) というか、昔、アンプなんかない頃のハウスダンスで、音量が必要だったから、音がでかいケイジャン・アコ(その 頃はジャーマン・アコ)が選ばれて、その上もっとパワー要るから、3オクターブ弾きなんだろう。 めーったに聴けない、Lawrence のアコも聴けた。 彼は叙情的なアコを弾くと思うけど、とはいえやはり Ardoin ファミリーのプレイである。 何と言うても、息子の Chris と Sean にアコを教えたんやもんなあ。

Morris Ardoin - Dexter Ardoin

 終わってから Dexter に「9月にCD買ったけど、凄いよかったよ、この調子でやってやー」と言うと嬉しそうだった。

 Lawrence のアコ、とても古そうな緑の Acadian である。 聞いてみると、Eddie Poullard から80年頃に買ったそうで、かなり剥げているが、Mark Savoy が始めて作った緑とか。(緑だよ、中林さん!!) その Lawence、9月に電話したのは私だと解ったそうな・・・(Chris が Wrangler's でやるのかどうかの確認したとき)・・・ばれてたか。 Chris Ardoin の新譜は Jay Doucet の所から出すけど、そことはそれっきりになるらしい。

 Dance Tent を見るけど、まだ Zydeco Force が始まってなさそうなので、もう少し Lawrence、じろうさんと話。 Chris は今夜ここで演ったあと、明日、Zydeco Cruise に出かける。 昨日は Rock’n Bowl(New Orleans) だったので、東と西を行ったり来たり。

 それからじろうさんは、Louisiana Pavillion で、また Bois Sec の演奏を見に行くと。 そっちも見たいけど、Z-Force は最近見損ね続けているので、行かねばならぬ。

 ダンス・テントに向かうところで、ケイジャン界の星一徹、及びその家族とすれ違った。 あ・・・今日は Marc Savoy も演奏してたんやった・・・と、そこで思い出す始末。 だいたい、5箇所で色々同時開催なので、全部見るのは不可能なんだけどね。

 Zydeco Force は2年前に見たときより、ずっと良くなってた。 かなりソリッドな感じで、もたついてたドラマーも良くなってた。 んーーー、ええやんか。 フロアでは、Dexter Ardoin が踊ってる。

Jeffery - Robbey

 昨日から会ってなかった Crazy Gator(ウエブサイト) の Jim & Chrisri さんも居た。 彼らはサン・フランシスコのベイエリアに住んではるのだけど、Opelousas にも家を買って、ベイエリアとルイジアナを行き来して生活してる。 とても良い人たちで、ルイジアナ以外のザディコ・ダンサーではお気に入りの人達でもあります。

 テントから離れた時、携帯が鳴ったので取ると、ダンナからだった。 「今日、皆既月食があるけど、そっちは晴れてるか?」と。 サン・アントニオは雨模様で、月は見えないらしい。 受信状態が悪い上、このうるさい中で、携帯が鳴ったのを取ったのは、偶然に近いけど、わざわざどうもありがとう 。

 こっちも、月はたまに顔を出すけど、雲がかかってる。 そんな訳で、ステージの合間合間に、テントから離れて月を見る事になる。

 その頃、あまりにお腹がすいてきた。 CDとか売ってるテントで Blake さんがご飯を食べてたので、何があるか聞いて、買いに行く事に。 Crawfish Etouffee があったので、それを3ドルで。(これも安いよ)

 Z−Force のテントに戻って食べはじめると、Sam Broussard がいた。
「今日まだ何も食べてないねん」
「食べ、食べ」
 しかし、何故かお腹がすいてるのに入らない・・・すごく美味しいんだけど。 あまりに頭を使いすぎている為だと思う。
「半分食べる?」
「ほならもらうわ」
 そのあたりで、Jeffery の甥っ子の Guyland Ledet、逆さアコの子がステージに上がった。 Sam に「ごめん、それ(Etouffee)10分持っててくれる?!!」
「嫌や」
「ほなら、5分でええわ!!!」
 押し付けて、走ってカメラを取りに行き、急いで写真を撮りに行く。 Guyland は、先ほど Jeffery が使ってた、Bon Cajun の9ボタンを使ってた、ちゃんと逆さにして。 Jeffery はバックに回る。 やっぱ見た目ヘンであるが、ちゃんと弾けてるもんなあ。 次は Jeffery がベースに回る。

Guyland Ledet - Jeffery Broussard

「ごめん、Etouffee 押し付けて」
「おう、Jeffery がベース弾いてる」
「いっつも弾くでー」
 Sam によると、なんでも Jeffery はフィドルが弾きたいそうで、Steve Riley のバンドがフィドルを寄付する事になっているらしい。

 Bois Sec が終わったので、じろうさんもやってきた。 Bois Sec は、FeuFollet (ティーンエイジャーのケイジャン・バンド)をバックに演ったそうで、それも見たかったなあ。 この時間には、他のテントは全て予定が終わり、一応(笑)照明のある、このダンス・テントだけとなる。

 月食が始まる時間になったので、Jim さんたちと空を見上げるが、月は雲の切れ間からたまに見えるくらい。 Jim さんと、彼が今まで撮り貯めたザディコ・ミュージシャンのヴィデオとか、私が撮った写真とかで、ライブラリ ーを作りたいね、とか言う話になった。 実現するといいなあ。

 じろうさんは、この辺で帰宅。 勉強せなあかんもんね。

 T-Sale(eの上に´)が始まった。 これは、先ほど Veillee で歌っていた Jean Jaques Aucoin のバンドだった。 Jean Jaques はアコーディオン弾きだったのか、と最近知ったくらいなのだけど、勢いがあって良いバンドだっ た。

T-Sale

 雲が切れて、月は良く見えるようになっていたのだけど、T-Sale の演奏中に、欠けていった月が完全に隠れた。 スワンプの近くにある松林に囲まれたテントで、ケイジャンやザディコの生演奏を聴きながら、ミュージシャンや、 友人たちと月食を見る。 これは、とても印象に残る体験だった。 お月様は、Chris Ardoin の頃に、また満月に戻った。

 David Greely が寒いのでパーカーのフードを被って歩いてる。
「皆にケイジャン・イゥオークって言われるねん」(スターウォーズのやつね、ははは)
「今日はどっかで演るんですか?」
「いや、演らんよ・・・明日は Whiskey River やけどね、来るの?」
「明日は帰らないとあかんしな、4時からでしょ?」
「そう」
「2時からやってよ、そしたら、聞きたい曲始めに全部リクエストして、一時間くらいいて帰るから」
「ははははは・・・そうやね、帰らないとあかんのやね」

 Chris Ardoin が始まった。 ええ感じ。 で、使ってるアコなんですが、今まで見た事ない Acadian の花柄べロー。 Lawrence 氏に
「あのアコのキー、何ですか?」
Lawrence「A」
・・・という事は、Bフラットより低いのね?? で、それで Jolie Bassette と、Ardoin Two Step をメドレーで演る。 それと、La Robe Barre を、今日はケイジャン・アコで演った。 Roots Heritage Day という催しのせいで、トラディショナルっぽいのも良く演ったのかな?



 Chris のオリジナル曲では、いつもの如くラブボードの Harold が盛り上げる。 フロアでは、Cedric Watson やら Lil Pop Ledet が踊ってる。 うーん、楽しいぞ。 しかし、終わりのほうではお客さんも少なくなってきた。

 Chris が11時に終わり、全て予定終了。 後片付けで忙しい Cheryl & Blake、Marce や他の皆さんと、もう少し世間話して、名残惜しいけど、帰ることにする。 あまり遅くなると、公園の門が閉まるらしいので、Chris ご一行のヴァンが出る時に、一緒に出た。

 帰り道は、Ville Platte の町外れまで、マジでま〜っ暗でした。

文・写真:谷口敦子
Atsuko Taniguchi
2004.1.10

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