5/19 (Fri)

〜4回目の南西ルイジアナ訪問〜

 今回はいつもの音楽旅行とは、ちと違います。私事ですが、この旅行の二ヶ月前に結婚しました。
よって無理矢理ですが「新婚旅行」という名目で行ってきました。
つまり、いつもより若干、、気持ち、、、端折ってます。ご了承ください!


Keith Frank & the Soileau Zydeco Band
Downtown Alive! at Parc International, Lafayette


(※Keith Frankのジーパンに浮び上がっている顔は実際のデザインですよ)

夕方、Lafayetteに到着し、そのままダウンタウン中心地にあるParc Internationalへ。
此処ではよく金曜日PM6:00頃から「Downtown Alive!」というフリーコンサートが開催されてます。
会場内ではケイジャン料理や飲み物が売られています。地元の仕事帰りの人達や家族連れ、観光客など沢山集まり、食って飲んで踊っています。
いいっすね〜仕事が終わり居酒屋でクダをまくような生活は皆さんしていません!
本日は”ZYDECO BOSS”ことKeith Frank & the Soileau Zydeco Bandが出演。
音がバカでかいです。空港から会場に車で向かう途中、数ブロック先からでも音が聞こえ、 「おっ、キース・フランク始まってんじゃん!」というのがわかりました。
おおよそ二時間半の演奏でした。内容は昨年発売されたアルバム「GOING TO SEE KEITH FRANK」と今年発売された「SWAS - Vol. 2: Hit The Highway」からの 曲が多かったのですが、三分の一ぐらいは昔ながらの曲、例えば「Who stole my chicken?」などでも盛上げてくれていました。
この季節、PM7:00ぐらいでも空は青空。とても気持ちいい。




Lil’Nathan
at Vision's


まだか、まだか?と個人的に次のアルバムを期待しているLil’NathanがとあるクラブでやっているとのことでLafayetteの北に位置する小さなクラブを探し出し、行ってみました。
しかし、なかなか見つからない。あたりは真っ暗。コンビニで聞いてやっと見つけました「Vision's」
店の前に車を停めると中からザディコが聴こえてくるが、まわりにぜんぜん車が停まっていない。なんかヘンだなと思いつつも店内に入りました。 予感的中、カウンターには女の子が2人、ダンスフロアにはPAのお兄ちゃんが一人腕を組んで仁王立ち。 お客さんが殆ど居ないのだ。それでもバンドは淡々と演奏している。始めはちょっと居づらかったがビール飲んじゃえば気にならない。 ステージ脇一番前のテーブルで見させてもらいました。あいかわらずこの人は曲毎に1列アコーディオン、3列アコーディオン、鍵盤アコーディオンと 色々なアコーディオンに持ち替える。弾き方にじっくりと見入ってしまいました。誰も居ないダンスフロアに アジア人二人がじーっと見てる状況。おそらくやりづらかったでしょう。暫くして何人かクレオールっ子達が入店してきて、僕等もLil’Nathan達も一安心。 しかし、あまりにもお客さんの入りが少ないからか、一時間半ぐらいでライブは終了でした。 すると僕等のところにLil’Nathanがやって来て「今夜は早く終えなきゃならない。チャージは返すよ」と言って お金を返しに来てくれました。いやいや、そんな、少しでも見れて(日本で一時間半だったら十分なのに)良かったですよと、お金を払おうとするが受け取ってくれない! ミュージシャンの辛さを垣間見たようでちょっと切なかったです。
(そんなわけでステージ写真を撮る状況ではありませんでした)


Keith Frank & the Soileau Zydeco Band
at El Sido's



PM11:00頃、Lil’Nathanでちょっと切ない気持ちになってしまったが気を取り直してEl Sido'sへ。
こっちは毎年あいかわらずゴッタ煮満員でした。
ダンスフロアには汗だくの人達がダンスに没頭しています。
昼間野外で見た演奏と夜中のナイトクラブでの演奏は、やはり何か違います。
ムダな起伏を少なく、ゆっくりと、徐々にだが確実に底上げしていく感じ。
Keith Frankの客層はいつも老若男女オールマイティです。 ステージ脇には固まっている女の子集団、 その子達をいかにダンスに誘うかがんばっている男の子達、 そんな中、さらりと「お嬢さん踊りましょう」と誘いだし、年の功を見せつけてくれるオジサン。 後ろの方のテーブルでは踊りつかれた人達や老夫婦がぼんやりとダンスホールを見つめています。



たまたま、Lil "Pop" Ledetくんが店に見に来てたので「僕はあなたのアコーディオン教則ビデオを持ってます。とても判りやすいです」と声を掛けたところ 「それは良かった、そのうち第二弾も出すよ」と言ってました。 僕は「できれば3ローだけじゃなく、1ロー・ケイジャン・アコーディオンのも見てみたいんだけど」と言ってみましたが何故か?苦笑いしてたような気がします。

深夜2時頃、延々と続く演奏に後ろ髪を引かれながらも体力の限界を感じ、おとなしく帰りました。
明日からは念願のトレイルライドだ!