後記

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 前回、オフシーズンである11月に行った時でも充分に楽しかった。 しかし「ニューオリンズと言えばジャズフェスでしょう」と言われているとうり、まったく違う 日々を過ごしました。実際、どちらがいいか?と言うのは愚問でしょう。楽しみ方の違いで どちらも捨て難いです。11月は気候も過ごし易く、店やライブハウスにも簡単に入れるしホテル代も チャージも安い、人もそんなに混雑している場所には出くわさない、マイペースに楽しめる良さが あります。ただし、滞在する日を上手く合わせないと見たいミュージシャンが見れない事もあります。 「ああ、来週にライブがあるのかぁ」とか、「え、ツアー中でニューオリンズに居ないの?」等の 悔しい思いも幾つかありました。その反面、ジャズフェスの売りは、やはり沢山のミュージシャンを 観れると言うところでしょう。しかし、お金、体力が必要なので相当な気合が必要です。 これから何回行けるかわからないけど、この辺の事は慣れてくれば解消されるのでしょう。

off beat  今回は同行者にジャズフェス慣れした福沢さんが居たので、かなり助かりました。彼とは インターネットで知り合い、今回一緒に行く事になりました。さらに現在、僕は彼の友人である 天野さんとバンドもやっています。もとはと言えば福沢さんのHPを見て僕の1通のメールから 始まった事です。他にもインターネット、HPのおかげで知り合いになった方々は多数になります。

 不思議な感じです。もし、僕がパソコンなんていじらない人間だったら、ここまで ニューオリンズの音楽にハマッていたか疑問です。

zigabo  そんな数々の恩恵も忘れて、実は今回の旅行記はかなり片手間で作ってしまいました。 作り始めは一種の義務感に追われていた様にも思えます。しかし、書いているうちに徐々に ノッてきたのも確かです。やはり、旅行の記録をしておくのは良い事です。読んでくれる人達の為 ではなく、あくまでも自分の為になります。記憶と言うのはその時にどんなに感動したとしても 細部から徐々に忘れていくものです。それは勿体無い。

音について

 ジャズフェスやライブハウスに行く際にMDを持って行きました。始まる前に録音ボタンを押して ポケットに入れておき、もし録れていたらイイな、という程度のノリです。やっぱり音質なんて最悪です。 もちろん、これで海賊版を作って一儲けしようなんて思ってません。この程度の公開でも著作権法等に 引っかかるんでしょうか? 僕の中では写真を載せる事と同等なんですが、、、、。 この旅行記を見て聴いてくれた方々に少しでもニューオリンズの音楽の良さを味わえてもらえたら 幸いです。

 ジャズフェス期間はお金がかかってしまうので断念する人も多いでしょうが、がんばって 一度は行ってみて下さい。それに相当する、否、それ以上に楽しい経験をニューオリンズは与えて くれると断言しましょう。

1999年6月28日 n.yoshitake


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