9/21 (Tue) yoshitake レポート

 この日は Lafayetteから北西、車で40分ぐらいの街、EUNICE、Mamou から Ville Platte あたりまでを出歩いた。




RUBY'S


 EUNICE だったら此処でしょ、というぐらいお手軽で旨い店。丁度、昼食時で地元の労働者の人達で溢れてた為、 ちょっと入るのを躊躇してしまったが、店頭のメニューをじっくり「理解」してから店内へ。 ほらやっぱり、店内のお客さん全員から注目された。大半の人は日本人を見るのが初めてなんじゃないかなぁ。 でもこの店の店員のお姉ちゃんはそんな場の雰囲気をものともせずかけ寄ってきてくれて気軽に話しかけてくれた。 そんなことでも嬉しいもんです。

写真左上はどうやら看板がズレたのを直していたらしい。

ロースト・ビーフとフライド・ポークチョップ、このプレートに飲み物とデザートが付いて $6 〜 $7 は安っ。


MUSIC MACHIN

 店長Todd Ortegoさんはとても気さくな兄ちゃん。俺が店に入って暫くしてからあわてて、 駆け寄って来た。
「Are you accordion player ? from Japan?」
機関銃のように話し掛けてくれる。そんなに興奮されるとこっちがちょっとひるんだ。 聞けば ZYDECO KICKS の DVD を先日ショーンから見せられたらしい。情報早いなあ。 KBON や KRSV で DJ もやっている彼は、ザディコ・ミュージシャン達の知り合いもかなり多く、 オススメの CD や、それら CD について何処の誰が関係してるなど色々教えてくれた。 日本のザディコ・ファンに向けて何かメッセージを下さい、とお願いしたところビデオに向かって 喋ってくれた。さすが DJ だけあって話しのまとめ方もそれっぽい。 ZYDECO ポスターも沢山くれた。ありがとう。


KBON 101.1 FM

 MUSIC MACHIN の二件隣にあるローカル・ラジオ局。 建物の外に向かって放送内容のザディコがガンガンにかかっている。見学出来そうだったのでとりあえず入ってみた。 すると中からポーラという女性が出てきた。やっぱりこの人も親切に判りやすい英語でゆっくり話しかけてくれる。 局内を隅々案内してくれ、生放送中の DJ ポールを紹介してくれた。聞くと横浜の基地に昔駐在していたらしい。 当時の彼女は「ワタナベ フサコ」ということも話してくれた(笑) 暫く局内をウロウロと見学していたら、スタジオに呼ばれた。生放送出演だ! 放送前にカタコト英語でアコーディオンを弾いてザディコを日本でやっていることなど、色々話していたので 放送中はそのことを上手く俺から引き出してくれるように話しかけてくれた。 だからほとんど俺は「Yes」とか、好きなミュージシャンの名前を並べるだけで会話成立だった。 逆に俺としては物足りなかった。もっと言いたいこと沢山あるのに〜。 最後に「ザディコじゃないけどこの曲をかけよう」といって「上を向いて歩こう」をかけてくれた。 ザディコ・ミュージシャンのサインや写真が貼り巡らされているこのラジオ局内に大音量で流れる スキヤキ・ソングはちょっと感動的だった。


MOUTON ACCORDION

 なんにも無いはずの田舎道を走っていると、突然、3 mはあろうかというデカイ赤いアコーディオンと黄色いいギターが道端に転がっている。 それがこの楽器屋さんの目印(看板)。 薄暗い店に入ってみると MOUTON の娘さんが店番をしていた。 アコーディオンを弾くと言うと中からかなり古いアコーディオンを大事そうに出してきてくれた。 それはアンティークらしく売り物ではないようだ。弾いた感じはかなりしっかりしていて、ぜんぜん違和感は無かった。 「いつまで居るの?」と聞かれたので「今度の水曜の朝に日本に帰ります」と言うと、残念そうに 「そうですか、木曜夜にジャムがあるから来れれば良かったのに」と言ってくれた。 これはよくある会話のパターン。アコーディオン工房やミュージシャン内ではよく水曜・木曜の夜に集まってジャムを 行うことが多いようだ。昨年もマーチンさんの工房でも水曜の夜にジャムがあるので来なさいと言われたのを覚えてる(行かなかったんだけど)

 道中、パトカーに止められた。
ちょっと前から「ん?後ろにパトカーか、、、」とは気付いていたけど自分が追っかけられているとは 思ってなかったので気にせず走っていた。そして街から少し走ったあたりで前に出て来て止められた。 「え?俺を追ってたのかよ!」さすがにマズイな、と思ってパスポートと国際免許証だけを手に持って 車を降りた。 パトカーから出て来たのは俺と同じ背ぐらいの太っちょな黒人さんの警官。かなり不機嫌そうな顔してる。 でもアニメに出てきそうなカワイイ顔してるのでちょっと笑ってしまいそうで困った。 なんとなく判ったのは先ほどのカギ状になっている交差点で俺は交通規則を破っていたようだ。 ただ、英語でしかもこれが南部訛りと言うのだろうか?発音がちょっとネチャっとした感じで 交通法を長々と話されても細部まで判らなかった。とりあえず「私は日本人旅行者で英語が話せません、 もし、運転が間違ってたらごめんなさい。これから Ville Platte に行くところです」と言ってみた。 そしたら警官は「Why do you leave?」(なんで逃げたんだ?)と言うので、 「私はあなたのサインに気付きませんでした。すみません。なぜなら Ville Platte に行くところなので」と 俺も自分の言ってることがヘンだな、どうしよう、ちょっと焦りながら大袈裟に困った顔をしてみた。 警官はこりゃこれ以上問い詰めてもダメだなと呆れた顔して「行ってよし」ということになった。 まあ、難を逃れました(笑)

The Mowata Store


 Eunice から南北に通っている13号をちょっと南にあるこの店のブダーン、むちゃくちゃ旨いので是非どうぞ。


FLOIDS RECORDS

 昨年も訪れたレコード・楽器店。早速、オッチャンに覚えてるかい?と話し掛けたんだけど、 一瞬間があった。ちょっと気まずい間だったけど、すぐに「ああ、去年アコーディオン弾いてったよね?」と 思い出してくれた。あいかわらずお喋り好きですぐにザディコ・コーナーに連れていってくれて 「これイイよ、これ新譜だよ」とか薦めてくれた。でも新譜だよ、と薦めてくれた中にカーリーテイラーが 入ってたので「これ昨年ここで買ったから持ってます」と言うと「わっはっは」と笑ってごまかされた。 オッチャン、商売上手なんだかどうなんだか(笑) それに MUSIC MACHIN の Todd さんと同じように、日本のザディコ・ファンに何かメッセージを下さいよ、 と言ってビデオカメラを見せたら「よしてくれよぉ、恥ずかしい〜」と言って照れるばかり。

Deaneaux's Boilhouse & Oyster bar


 明日早朝の飛行機で帰国しなければならないので、じろうさんとお別れの夕食に行く。
なかなか、平日の夜遅く(とは言ってもPM 8:00 過ぎぐらい)までやっている「手頃な」レストランは少ない。最初行こうとしていた店も閉まってた。 なんとか車でホテルから30分ぐらい走った所にあるケイジャン・レストラン「Deaneaux's」に行った。 助手席で、もうお別れのラフィエの夕暮れをぼーっと眺めていたので正確な場所覚えてません。 「次はいつ食えるんだろうねえ」なんて思いながらエトフェ、ガンボ、カキ、ザリガニ、などを食べ収め。