Chris Ardoin & NuStep at Slim's Y-KiKi
pm9:00 チャージ $7.00
昨夜も行った Slim's Y-KiKi。pm9:00 丁度ぐらいに着いたが、まだ機材搬入・セッティング中だった。
なのでクリス君に話掛ける。昨年撮った写真をお土産に渡す。傍にはクリス君の彼女も居て、兄貴ショーンの
アップの写真を見て笑っていたぞ?!その写真を撮った時、クリス君はベースを弾いていた。自分がベースを
弾いている写真を見て照れていた。やっぱりアコーディオン以外の楽器を演奏している自分は恥ずかしいみたい。
写真右の Rub Board が Jockque Randell
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Rub Board には新しく Jockque Randell に替わっていた。
(昨年まで居た Rub Board の人は J-Paul のバンドに移った)
また、ギターリストも一人追加されていた。
半年ほど前に出たクリス君ニューアルバムを聴いた時、ちょっと元気が無いな?と心配してしまったが、そんな心配を打ち消してくれる夜でした。
ほんとにZYDECOという音楽は「ライブの説得力」というのが強い。(と、言うよりちゃちなレコーディングが多いだけかもしれないが)
かっちりしてるけど重いリズムとハーモニー、トラッドな曲も多くやってくれるがオリジナルと変わらないクオリティーの仕掛けを織り交ぜてくる。
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NuStepのキー・マンはベースの Curley Chapman くんだろう。彼が曲のリズム・コード進行・構成・コーラス等をバンドのみんなに伝えることが多い。また、クリスくんの良き理解者でもあるのだろう。コーラス・ワークやベース・ライン(とくに経過音)もクリスくんを支えている感じがすごく伝わる。
左:Chris Ardoin 右:Curley Chapman
おおよそのクリスくんのナイトクラブでの内容は、
機材搬入
1ローアコーディオンでラフな演奏をしながらクラブ内を歩きまわり、サウンドチェック。
ステージ上に留まってサウンドチェック。
いつの間にか何人かダンスし始める。(たぶん、そこからライブの始まり) 機材搬入からここまでで一時間弱
1ローアコーディオンで押しまくる。(約一時間半)
3ローでちょっとメロー・タイム(約一時間)
再度1ローで押しまくる。(約一時間弱)
毎年恒例となるか?後半になって僕をステージに呼んでくれた。
オレンジ色のBbアコーディオンを貸してもらう。
曲はBeau Joqcueの「Give him cornbread」Chris Ardoin & NuStep でこの曲をやっているのはまったく聴いたことが無かったのでちょっと心配だったけど、やっぱりNuStepバンドのみんなはバッチリ。
あたりまえっちゃあ、あたりまえだ。リフで一箇所、アクセントが違うことを発見。帰国後、ZYDECO KICKSのみんなにも教えちゃおう。
意外にウケて「one more ! one more !」と盛り上ってくれたので「Chere Ici Chere La Bas」を。
これも曲名言ったらバンドのメンバーは二つ返事でOKでした。
ただ、この曲を始めたらアコーディオンのPA音が途切れ途切れになってしまった。
「Give him cornbread」を弾いていても後半「なんか音が抜けるなあ。俺そんなに緊張してんのかなあ?」と思ってたんだけど二曲目ではだんだんひどくなってきた。
クリスくんが色々配線をいじってみてくれているんだけどいっこうに直らん。
落着いてみると蛇腹を引いた時は鳴って、押した時に音が消える。あ、コリャ、アコーディオンの内蔵マイクの配線が接触不良だな、と思った。でも、バックの演奏は止まらないし、それを英語で伝える余裕が無かったのでアコーディオンはあまり弾かずに今考えると大胆にも歌に専念してしまった。
演奏が終わると最初は「アジア人が居る、、、」といった感じで遠目に見てた人達も「よかったよ」など声を掛けてくれたり、
ただ、一人のオバチャンは「名前なんていうのよ!」と聞かれたので「ヨシタケです。難しいだろうからヨッちゃんと呼ばれてます」というといきなり
「あんた!なんでちゃんとステージで自分の名前言わなかったのよ!勿体無い!」と怒られた。そうだ、すっかり忘れてた。
俺ってほんとに奥ゆかしい日本人だなぁ。
でもまあ、なんとか楽しんでくれたようでホッとしたな。来年は自分のアコーディオン持ってくるよ!(それも図々しいか?!)
ライブも午前二時前には終わり、帰ろうとするとお店のお姉ちゃんに椅子に座っている一人の黒人のおばあちゃんを紹介された。
聞くとそのおばあちゃんは当時 Beau Jocque のことを良く知っているという。しかし、ケイジャン・フレンチで喋られたのでまったく会話出来ず。
とりあえず自己紹介として名前と、日本から来たということ、ボー・ジョックのレコードを聴いてアコーディオン練習しています、などを拙い英語で話した。
話してる間ずっとおばあちゃんはニコニコして俺の手を握っていてくれた。
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