ゆっくり出来るのも今日で 最後だ。朝昼食は、もう一度食べておきたい 「カフェデュモンド」でカフェオレと ベニエにすることにした。朝降っていた雨もベニエをほおばっているうちにやんだ。 とりあえず昼間はぶらぶら歩く事にした。少しながらのお土産を物色することも兼ねて。
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どの土産物屋でもメイド・イン・チャイナやタイワンの物を置いている。とりあえず ピーターストリートにある「ゾンビーズ・ハウス・オブ・ブードゥー」という店は本物を 扱っていそうだ。店員の白人女性も茶目っ気があって感じが良い。店内は邪教とも言 われているブードゥー教ゆかりのモノが並んでいてちょっと不気味。仮面、人形、ア クセサリー、お香、ロウソク等が所狭しと置かれている。
ジャクソン広場の斜め前にある「ジャクソン・ブリューワリー」という土産屋の店舗
がぎっしり詰まった建物に行った。ビール醸造所を改装したそうだが別に旨いビール
を飲ませてくれるようなサービスは無かった。結構綺麗な内装で、高そうなブランド
の店もある。ここのトイレは良く利用させてもらった。インスタントのガンボを買っ
た。福田氏はコーヒー豆やベニエの粉末材料を買い込んでいた。後日、彼の家で御馳
走になれるだろう。此処では今迄あまり見かけなかった日本人らしき観光客達を見た。
たしかに僕等が行くような夜中の繁華街やライブハウスには行かなさそうなな人達だ
ったけど、、、、音楽を聴く以外に楽しい所がそんなにあるのかな?
ある店でミニチュアの人形を見ていると南米系の店員が寄ってきて「うちに置いて ある人形は全てオリジナルだ」と言うが人形を摘んで裏を見るとおもいっきりメイド ・イン・チャイナのシールが。さらに妙なてっぺんハゲでトランペットを吹いている人 形を指して「ルイ・アームストロングね」などと薦めてくる。ぜんぜん似てないので おもわず苦笑いしてしまった。
先日行った「カルディ」というコーヒー屋にもう一度行ってみる。前回は変なコーヒ ーを注文してしまったので、今回はエスプレッソを頼んでみた。さすがに味はまあま あのモノが出てきたが、他のモノと同じ様に大きい紙コップに入れてきた。エスプレ ッソは量が少ないので紙コップの底の方にちょろっと入っている様が味を半減。
レコード屋「ルイジアナ・ミュージック・ファクトリー」に行く。日本で手に入らなそ うなモノが無いかをチェックした。僕はニュー・バース・ブラス・バンドを購入。多分、 デビュー盤だろう。まだ若そうな黒人達で、悪ガキ六人組という感じ。
夕食は今まで入れなかった「ガンボ・ショップ」へ行く。ここもいつもは並ばないと 入れなかったが、今日は月曜日なのですぐ入れた。煙草を吸うと店員に伝えると屋根 が吹き抜けの部屋へ案内してくれた。もう夕刻なのでちょっと肌寒いが熱放射の指向 性が優れているストーブがあるので大丈夫だ。こんなストーブは初めて見た。2タイ プあったが例えて言うなら、一つはよく田舎の食堂などにある青白く光る虫取りのよ う感じだ。結構、高い位置からでも熱が伝わってくる。もう一つのタイプはキノコの 様な形をした大きいストーブで熱がカサの部分から四方八方に広がっていく。チキン ・ガンボとビールを注文したつもりだったが、出てきたのはどう見てもシーフード・ガ ンボだった。大きなエビやカキや貝柱がゴロゴロ。まあ旨いので良しとする。
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プロフェッサー・ロングヘアー |
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ニュー・バース・ブラスバンド |
もう、思い残す事はないかなと思いつつ、最後にもう一度バーボンストリートを ぶらついて見ることにした。いやぁ、やっぱりこの通りはつまんないな。いい気にな って酔っぱらってる白人観光客がえらくムカツク。なんでこいつらはこんなにカッコ 悪いんだろうか。撫で肩で中肉デブが多し。こりゃあ、たまに旅行者が黒人に撃たれ るというのも理解できるよ。(人種差別発言と受け取られてしまったら申し訳ない) とりあえず24時間ビールが安くてピザが旨いというのが便利な所かな。
明日は朝早くに出発なので福田氏と交代で寝るようにする。二人いっぺんに寝たら 絶対ヤバイもんね。でも、あと三時間あまりだ。
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