計3回見た。 その中でもベストはフェアグラウンド(FOX8)でのステージだった。 丁度、その日最後のステージPM6:00頃からだったので、夕方にさしかかり 「暑かった今日も終わりだな」という感じで始まった。 ニューオリンズの地に根を生やして数十年、貫禄あります。聴いている人達 全員を包む様。特にシャウトするわけでもなしに、笑顔で芯の通った声を出せちゃう んだな、これが。苦痛も飲み込む優しさとでも言うのか。 しまいには、警備の警官も踊り出す。
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客よりも一歩前の最前列かよ。仕事しろ。![]() |
4/24 LION'S DEN
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あっ!アーマの胸が俺の右肩に?! LION'S DEN という有名(?)なIrma Thomasがやっている店にも行ってきました。 Irma Thomasが目の前で歌ってくれます。店の装飾も「自分でやったの?」という感じ。 (例えて言えば誕生日会の様なヤツ)
一人の白髪のおばあちゃんが寄ってきて 「あなた達は昨日、ファンキーバットでイスの上にのって踊ってたでしょ」とツっ込まれたのには 驚きました。こんなバアちゃんが夜遊びしているのか、、、。しかも、昨日のファンキーバット は猛烈なWild Magnoliasだったぞ?!
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Irma Thomasの専属バンド「the Professionals」のドラム、キーボード、サックスの3人が 全盛期から居るメンバーらしい。ドラム、キーボードの2人はかなりおちゃめな人達で、 滞在中に僕等は3回もライブを観に行ったので憶えてくれたらしく、ドラムの人は僕等を見つけると (特に麻里子が狙われる)後ろからポンポンと肩を叩き「ギョ・ウ・ザ!」「オシンコ!」 「カケゴハン!」「ア・カ・ダ・シ」とか言って笑わせてくれます。昔、日本の米軍基地に来ていたとのこと。
固くて細い手で握手してくれた。 「これがIrma Thomasを支え続けてきたドラムを叩いている手か」、、、ちょっと感動。この店はレッドビーンズライスが食べ放題なのだが、この日は売り切れ。残念。
Irma Thomasは足(もしくは腰)を患っているらしく、階段の上り降りは誰かに 手伝ってもらっていました。しかし、車は自分で運転していました。気を付けてほしいもんです。
帰りにタクシーがなかなか捕まらなくて困っていると、LION'S DENの店員の黒人のオジサンが 「フレンチクォーターまでなら帰り道だから乗っけてってあげるよ」と言ってくれたので送って もらいました。誠実さがにじみでいる人でした。 助手席に座っていた慎ちゃんは、その店員にキラキラした瞳で「ここがバーボンストリートの入り口さ」なんて 微笑まれちゃって、男ながらにも惚れちゃうとこだったらしい(笑)
リクエストは紙ナプキン等に書いて本人に手渡す事が出来る。慎ちゃんのリクエストは残念ながらやってもらえなかった。 たぶん、有名なカヴァー曲ではなくて、アーマのオリジナル且つマイナーな名曲をリクエストしたんだろう。 フレンチクォーターで白人相手にはウケない様な曲。(結局、何をリクエストしたのかは未だ聞いてない)
この店はフレンチクォーター、ハウスオブブルースのハス向かいに位置する。立地条件は良いと思うのに既に 売りに出ているとの事。