New Sounds

 やはり、昔からの素晴らしいミュージシャン達が現役でがんばっている事が目立つ New Orleansでも、新しい若手(?)の人達の活動が活発です。 中でも現在、勢いのある人達を上げてみます。「勢いのある」という判断ですが、僕はたいして 何か新しいモノは無いだろうか?と精力的に目を光らせているつもりは無かったのですが、 そんな僕でもよく目に付いた人達です。

 尚、MUSIC MAGAZINE 1999年7月号にはもっと詳しい記事が載っていましたので、物足りない 人はそちらも読んでみましょう。


Galactic
4/30 Fairground:RayBan Stage
Galactic  若手の中でも知名度はかなり高いんじゃないでしょうか? 日本盤CDも出ています。 デビュー時は「新世代のミーターズ」と言ったふれこみでした。しかし、見た感じではいい意味で 別ものです。ダル〜いノリから猛烈なノリまで。人の腰を動かせる技を持っています。


Fog City Records presents Galactic
ギャラクティックの公式サイトです。太っ腹です!アルバム1枚分聴けます。(Real Player)

 カッコいい。たしかにカッコいい。しかし、俺はオヤジ頭になってしまったのか今一つ のめり込めないんです。「New Orleansから新しい音が」とマスコミ(レコード会社?)は唱っていたけど、 なんだか一昔前のイギリスでの「アシッド・ジャズ」とダブってしまう。つまんない事かもしれないが、 音の手法アイディアが中途半端に古く思えちゃう。エレピにワウ、管楽器にエフェクターをかけたり、 モノシンセサイザーの使い方とか、、、、。だから初めて聴いた時に新鮮さがあまり感じられなかった と言うのが本音です。その第一印象がまだ頭に引っかかっちゃってるんだな。


All That
4/27 Virgin Megastore in-Store
All That  実は、この中では一番気になっているバンド。ファンクでもなくブラスバンドでもない。 さらにヒップホップでもないし、、、、。色んなアイディアをこれからも持ってきそうな感じ。
CDもカッコ良いが、ルックスは女の子に言わせるとダサイらしい?(失敬な!俺は応援するぜ)

Soul Rebels
4/30 Fairground:RayBan Stage
Soul Lev  ブラスバンド形態でラップ(ラガマフィンも有り)が絡む。結構ストレートなアイディアだと思う。 ただ「どっちつかず」と言う感が否めない。ラップやるんだったら本腰入れてやらないと ニューヨーク勢には追いつかないだろうなぁ。(辛すぎ?)
ピン甘すぎ、申し訳ない

Davell Crawford
4/23 Funky Butt
Davel  「New Sounds」の中に入れて良いものか迷ったけど年齢がたしか24歳ぐらいだったと思うので 紹介します。この人は2年前にNew Orleansに行った時に初めて見て驚かされた人です。たしか 「New Orleans旅行記97」でもベタぼめしました。ピアノ&ヴォーカル。過去2枚、今年に1枚の アルバムを発表してます。上記3バンドの様に特に目新しいアイディアを志している人ではないです。 ただし、逆に自分の身体に染み付いたNew Orleansの伝統に誇りを持ってがんばっている様がカッコ いいのです。是非、生でライブを見るべし。圧倒されます。
down roadrm



 他にも数多くの新しい音楽が生まれている事は確かです。ただ、何と言ったら良いか 、、、まだガツンと飛び抜けている人が居ないようです。そんな人が現れそうな感じは するんですけど。 「新しい」と言うのが音やアイディアのところまででしか、感じられないと言った方が 適切かもしれない。楽器はたいして上手くなくてもいい、またはそんなに弾かなくても いい、その人がそこに立っているだけでOK!という様な、もっと別の次元の 魅力を持っている人がそろそろ現れてくれないかな。

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