9/19 (Sun) yoshitake レポート

 お昼から Festivals Acadiens へ。

Preston Frank Family Band

 なんで、こうも南部のオッサン達はいい声しているんだろうか? Preston Frank も例外でなく カッコイイ野太い声を絞り出す。

 Preston の両脇には Jennifer の息子と誰か?の娘が寄り添うように踊る。息子の方はちょっと不機嫌そう。 昨年は小さいラブボードしょってたのに今年はただ立って揺れてるだけ(笑)

 「Family Band」というだけあってバックは主に Keith Frank & the Soileau Zydeco Band が務めるのだが (+フィドルに Ed Poullard と Kevin Wimmer)一曲は Keith 達が居ないで始まった。そして 2 曲目途中に ステージにノソノソと登場。ん?もしかして昨夜の Grant Street が遅くなったからって遅刻か? 俺達はちゃんと来てるのに!(笑) Keith はギターに専念。フィドルの Ed Poullard というオッサンは昨日、自分で作ったアコーディオンを 見せにラリーさんのブースに来てた人じゃないか。


 ビデオ撮ってたら肩を叩かれる。振り向くと満面の笑顔の Warren Williams さん。 またあんたかい(笑)ジェニファーをアップで撮れ、撮れと急かすのでモニターに大写したら、大はしゃぎ。

 しかし重鎮のバックを若い世代が務めるというのは色んな意味でいいですね。 親子・世代関係が崩れてきている日本も見習いたいもんです。

 ←彼は演奏中のダンスよりも片付けする時が一番楽しそうだった。



Wayne Toups

 始め誰だか判んなかった。帰国して撮ったビデオを見ても「これ Wayne Toups だよなあ?」とちょっと疑いを持つほどに。 あの Wayne Toups って言ったらバンダナ巻いて汗だくマッチョな昔のイメージが取れてなかったもんで、 こんな爽やかなオッサンとは結び付けにくかった。 なんだか肩の力が抜けてていい演奏だった。Falcon というビルダー作のゴツい 1 ロー・アコーディオン使ってた。 (リードを操作する"ストップ"が6つある。普通は4つ。)
曲の途中でキーを変える為にアコーディオンを持ち替えるのも上手い。8 小節ぐらいの短めのソロをギターにとらせてその間に さりげに持ち替える。いいもん見たな。


The Bluerunners

 「昔ヒッピーだった」というようなお客さんが多いですね。 いくらクレオール・トラッドをやっても「ロック」です。そこがまたカッコいい。
実は、これからの方向性にかなり期待してもいいかも。 手売り CD にステッカー、Tシャツまで買ってしまいました。

Traiteurs

 途中、ザッガリーのゲストあり。なかなか良かったんだけど、、、この後の夜のライブの方が良かったので、 詳細はこの下で。

 夜は Bluemoon salon へ向かう。

Traiteurs at Bluemoon salon

 着いた時にはグツグツの Bluemoon salon。フェスティバルを終えた人達がかなり流れてきてんだろうな。 サニーランドレスのギターを目の前 1m のところで見たんだけど、やっぱり凄げえ。昨年の一人での来日を見た際に 正直白状するとその時は「ふ〜ん、器用な人なんだなあ。珍しいもん見れた」ぐらいにしか思ってなかった。 でも実際は凄くアグレッシブでワイルドなことやってんだ。弦を引っ張るし、思いっきり叩いたり、という 激しい弾き方に圧倒されました。それに来日時のようにあまりエフェクトを多用してる感じはせず、 生音の荒々しさが感じられたのも良かったのかも。 しかし、バンドメンバーもかなりのお歳を取られている人も多いはずなのにこのパワフルさと熱気は何だ?! ルイジアナの底力を目の当たりにした。素晴らしい。


 会場では有名な南西ルイジアナ・ライブ情報サイトをやっている Patsy さんにお会いした。 「昨年、Geno Delafose の Wisky river でお会いしたの覚えてますか?」と話しかけたらなんか感動してくれて 熱いハグをしてくれました。



        

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